俺達男5人は、壁を背にして一列に並んで座った。そして、向かいの席に来るらしいどこかの女子大生達を待っているらしい。

まるで飯を待つ犬っころみてえだ。みっともねえったらありゃしない。


「悠馬、機嫌直して今日は楽しもうぜ?」

「うるせえよ」

「たまには息抜きが必要だって。可愛い子とお知り合いになれるチャンスだぜ?」

「ケッ! くだらねえ……」


何が“可愛い子とお知り合い”だよ。俺にはそんな気はないし、第一暇がねえんだよ。

合コンに来る女子大生なんて、どうせ遊ぶ事しか頭にないチャラチャラした女どもに決まってる。遊ぶぐらいなら働けって言いたい。由紀のように。


由紀は、本当に大学へ行きたくなかったんだろうか……