「3人か4人ですけど……?」
「休日に行くんですよね?」
「はい。大抵は日曜日に行きます」
「じゃあ、余計に大変だ。一回で何万円も掛かりますね?」
えっ、そんなに?
と言うか……
「ゴルフって、お金が要るんですか?」
私は疑問をそのまま口にしていた。
すると、なぜか榊原さんは“えっ?”という顔をし、松本さんは、メニューを見たままだけど、嫌そうに顔をしかめた。
私、変な事を言っちゃったのかしら……
「もう、栞ったら……」
絵理にまで呆れたような言い方をされてしまった。何でだろう……
「吉田さんって面白いな。天然?」
端の方の男の人からそう言われてしまった。でも、“天然”は酷いと思う。
「確かにそうかも」
「ちょっと、絵理……」
もう、絵理まで……
「ごめん、ごめん。えっと、栞はゴルフにお金が掛かるって知らなかったみたいです。なぜなら……」
と言葉を切り、絵理は私を向いて小声で「言ってもいいよね?」と言った。急に聞かれても何の事か解らず、私がキョトンとしていると、「言っちゃうね?」と言い、みんなに向かって、
「栞はお嬢様だから。しかも日本でトップクラスの」
と言った。
「休日に行くんですよね?」
「はい。大抵は日曜日に行きます」
「じゃあ、余計に大変だ。一回で何万円も掛かりますね?」
えっ、そんなに?
と言うか……
「ゴルフって、お金が要るんですか?」
私は疑問をそのまま口にしていた。
すると、なぜか榊原さんは“えっ?”という顔をし、松本さんは、メニューを見たままだけど、嫌そうに顔をしかめた。
私、変な事を言っちゃったのかしら……
「もう、栞ったら……」
絵理にまで呆れたような言い方をされてしまった。何でだろう……
「吉田さんって面白いな。天然?」
端の方の男の人からそう言われてしまった。でも、“天然”は酷いと思う。
「確かにそうかも」
「ちょっと、絵理……」
もう、絵理まで……
「ごめん、ごめん。えっと、栞はゴルフにお金が掛かるって知らなかったみたいです。なぜなら……」
と言葉を切り、絵理は私を向いて小声で「言ってもいいよね?」と言った。急に聞かれても何の事か解らず、私がキョトンとしていると、「言っちゃうね?」と言い、みんなに向かって、
「栞はお嬢様だから。しかも日本でトップクラスの」
と言った。



