---------------------

6月、

進級してから、早2ヶ月が経っていた。





ある少女は、昨晩の事で
すっかり浮かれ模様。





「愛~!うち、告られたよ~!」




「誰に?!」




「三津に!」





「えぇ...!マジで!おめでとう~!月!」




「これも、愛のおかげだよ~。」





「良かったな!!」





「うん、あ、そろそろ鳴るから
戻るわ。んじゃ」





「ばいちゃっ!」






いつもの風景、いつもの学校。





変わらない環境の中、少女は





調子を上げていた。