その記憶は生まれ変わっても俺に付きまとう。
なんとも面倒な体にも生まれた
“運命”
この二文字に凄く縛られてきた過去
その時代で俺の運命は様々で、相手が同性だったり子供だったり年上だったりでまともな恋愛が出来なかった。
俺の前世は“アダム”
“イヴ”を探し出して恋をする運命
“イヴ”じゃないと恋愛ができなくて、色々働かない。
それもこれもアイツのせい。
苦労する俺を見て笑ってる。
時々邪魔をしてイヴに手を出す。
この間なんか“イヴにあったって?”
俺の行動を事細かに知ってる。
盗聴?盗撮?
でも昔からだしもう慣れた。
アイツってのは男であって女でもある。
胸もあれば男の逸物もある。
あいつの親は結局男って届けを出したんだけど・・・。
そう言えば、前世で関係を持ったものは現世で様々な替りを遂げている。
唯巫の親友の梨花ちゃんは前世では無花果の葉。
家族はエデンの小鳥たち
小野稔に至っては禁断の果実だった。
俺だけ覚えてる記憶
輪廻するたび忘れられていく〝俺〟に飽き飽きして別の異性を好きになってもうまくいかない。
最終的に恋愛をしなくなったらアイツにヤキ入れられた。
「てんっめぇ~、やる気あんのかよ?」
