未来GIRL

『こんばんは。7時のニュースです。はじめに―』


アナウンサーとミチルの声がきれいに重なる。


『○○党は次期衆議院選挙に向けて全国の小選挙区の分析を進めるとともに―』


その後、ユニゾンは30秒近く続いた。


「わかった。もういいよ。ミチルが未来から来たって話、オレ疑ってないから」


「そう」


ミチルはほっとした顔で携帯をしまうと、ウーロン茶をすすり、口を潤した。


ノックが聞こえ、前菜のスープが運ばれた。


テーブルを皿に並べ終えた給仕係が、料理の名前やうんちくを語って聞かせる。


正直、そんなことどうでもよかった。


彼が退室するなり、オレは訊いた。