「…2年の林 聖菜です。」 ドキッ 「…ども。」 「林先輩、また来ますねっ‼」 「ありがとう。」 初めての感覚に ただ俺は驚くことしか できなくて。 こんなにも笑顔が 可愛いって思った人は 初めてで。 そっけない挨拶しか できなかった俺の代わりに、 翔が笑顔で林先輩に 手を振った。 そして、図書館を あとにした。