「よぉ。黒龍さん。」
俺等がもっとも敵対視する『白龍』は来たんだ。
「チッ。」
俺は今まで殴っていた奴の胸倉を離した。
「随分、ご立腹なんだな。」
「……………うるせぇよ。」
「そんな顔すんなよ。」
ソイツは俺の下で気を失っている奴を見て顔を顰めた。
「可哀そうじゃねぇかよ。」
「黙れ。」
「お前と今、殺しあったら確実に俺が死ぬな。」
ソイツは俺を見て冷めた目つきで笑った。
「…………んだと…………。」
「今のお前はそこ等辺の奴等と変わらねぇよ。」
そう言って、俺の下に居る奴等を指差した。
「殺すぞ。」
「その前に逃げるね。またいつか。」
そう言ってソイツは笑ってバイクを吹かして消えた。
その時だった。
後ろから、突然。
「動くな。」
そう言って俺は押し倒された。

