いつもあたしの周りにいる『悠矢先輩』の存在があるから。
「嗄綺、良い匂い。」
甘えた様にあたしを後ろから抱き締めて離さない。
「悠矢先輩、苦しいのとみんながビックリしてます。」
「別に??俺は嗄綺が俺の彼女になってくれるなら嗄綺を離すよ。」
「彼女にはなりません。」
「即答するなよぉ…………。」
「あたしは誰とも付き合いません。」
「俺といつになったら付き合ってくれる??」
「あたしの話を聞いてましたか??」
「聞いて無いかも??嗄綺の『好き』って言葉以外は聞きたくないからね。」
「そんなにあたしが好きですか??」
「俺は嗄綺以外はどの女も眼中にないよ。」
そう言って、あたしの髪を掴むとそっとキスをした。
『キャーーーーーーーー!!!!!』
クラス中の、いや。
他の学年の人たちも色んな人が悠矢先輩があたしにした行動に絶叫した。
悠矢先輩の本名。
『柄本 悠矢』 [tukamoto yu-ya]
この学校で1番にモテる人物。
家柄も結構なお金持ち??らしいけど??
あたしはそんなのどうでもいい。
結局、金なんていらなくなる。
愛なんてものも、何もかも。

