「なんでそんなに人を嫌うの!!!!」
「嫌いだから。」
即答すると……………。
「っ……………。」
ヤバいっ……………泣き目になってるぞ…………。
「…………分かったよ、明日は波奈と居るよ。」
「やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
波奈はあたしの性格を知っている。
無口で、あまり人と関わらない。
だからなのか笑うこともあまりない。
なので、学校に『友達』なんてものは居ない。
まぁ、あたしが作らないのもあるけど。
そんなあたしは学校で『氷の姫』って呼ばれてるらしい。
波奈の情報はものすごく役に立つ。
本人いわくなので信憑性は……………。
「はぁ…………風呂に入ってくる。」
「うんっ!!!!」
明日、あたしと居れることがそんなに嬉しいのかあたしの気分とは真逆のハイテンションな波奈。
あたし…………明日は休もうかな??
「あっ!!!!サボっちゃだめだよ!?!?」
さすが、あたしの考えは分かりやすいらしい。
「ん~。」
風呂入ってあたしは明日の悲劇に悲しんでいた。
波奈の傷付く顔が…………頭の中から離れない。
「波奈……………ゴメンね…………。」