あたしの紅い血がゆっくりと腕を伝っていく。 「お前っ!?!?なにしてんだよ!?!?」 「近付くなって言っただろ??」 さっきの数倍の速さであたしは『加宮哲平』に近づいた。 「っっ………。」 「動けないの??情けない。」 あたしは吐き捨てるように言って、今度こそ。 「サヨナラ。」 『加宮哲平』の前から消えた。 ……………ゆっくりといつもの自分に戻っていく。 「嗄奈、ゴメンね??あたしの血が付くのイヤだよね。すぐに洗うから。」 あたしはゆっくりと家に戻った。