「駿介は嗄綺なんだ。嗄綺は駿介なんだよ。」
突然、告げられた真実に俺は理解できないでいる。
「……なにっ………いってるんです??」
真純さんの顔が見れない。
なんで??嘘だ。
駿介は咲良さんが言ってた女じゃない。
だって、だって。
駿介は今まで俺たちとずっと居たじゃないか。
「棗、信じられないのは分かってる。」
「信じられませんよ、当たり前です。」
嘘に決まってる。
真純さんが言ったことは嘘だ。
「棗。駿介は嗄綺なんだ。分かってくれ。」
声は凛としていてはっきりと俺の耳に届いているのに。
なんで、真純さんはそんなにも…………。
「なんでっ………辛そうなんですかっ………。」
真純さんの顔は今にも泣き出しそうなほどに辛そうな顔つきをしていた。
棗side end

