俺には見失うものなんかない。 俺は、強くはなれない……………。 「見失っているとは、どういうことですか??」 黒髪に赤のメッシュが入った男が話す。 「お前等、いま守りたいものを逆に傷つけ合ってるぞ。」 その言葉に、黒髪に金のメッシュを入れた男が。 「…………俺はお前等ともう1度、強くなる。」 強く、決意のこもった声は。 「あぁ。」 「うんっ!!」 「そうですね。」 さっきまでどこか『何か』を諦めていた瞳に、 『希望』という名の光を芽生えさせていた。