「お前等、棗をここに連れてこい。」
「棗をですか??」
舜弥が訪ねてくる。
「真純さん!!そんな事良いからあの女の居場所を教えてくださいっ!!!!」
悠葵が必死になって俺に突っかかってくる。
「良いから棗を呼べ。」
何とも言えない感情を心の底にしまって言葉を放つ。
「真純さんっ!!」
悠葵の怒鳴り声が、部屋に木霊する。
「棗を呼べって言ってんだろっ!!!!」
無意識に出た自分の怒鳴り声に驚いた。
「悪いっ!!」
慌てて謝罪の言葉を口にする。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…