「お前、本当に中学生なのか??」
真純があたしの隣に座ってきた。
「そうだけど。」
「ならなんで俺を怖がらない。」
「怖くないから。」
そう言うと、真純はその目を見開いていた。
「怖くない??」
「うん。」
「なんでだ。」
「怖いより、淋しそうにしか見えないから。」
「淋しそうだと。」
真純の声が低くなる。
「俺を馬鹿にしてんのか??」
「馬鹿にしたら殺されちゃうんじゃない??」
「…………。」
「黙りこまないでくれる。」
「名前は??」
「知らない人に教えちゃいけませんて先生に言われたからダメ。」
「中学生がこんな時間に居るのもダメだろ。」
「あたしは別に良いよ。」
「補導されるぞ。」
「補導されそうになったら逃げるよ。」
「警察から逃げるのか??」
「あたしを追いかけて来れるならの話だけどね。」
「…………本当に何者なんだ??」
「中学生でか弱い女の子。」
「そのか弱い女の子が暴走族の総長を怖がらねぇのは可笑しいだろ。」
「人の勝手でしょ??それにさっきも言ったように怖くない。」
「なんで俺が淋しそうに見えるんだ??」
真純はあたしに問いかけてきた。

