「もう止めたら??」
「あいつらを探すの??それとも今やってる黒蝶??」
「両方。」
「却下。」
「じゃあ、力ずくでも止めてもらおうかな??」
そう言って、悠矢先輩はあたしに覆い被さってきた。
「わぁー、悠矢先輩に襲われるーーーーー。」
「随分、棒読みだな………。」
悠矢先輩はあたしの上に被さったまま苦笑いをする。
「だって、本当に襲うようには見えませんから。」
「なんで??」
「まず、こんなに真昼間からヤる人なんてそうそう居ませんから。」
「っっ…………。」
「それに『ヤる』とか単語を聞いただけで顔を真っ赤にさせる人にはムリです。」
「あのなぁ…………。」
「なんですか??」
「敬語は止めろ。」
「…………悠矢…………。」
あたしはワザと挑発するかのように名前を呼んだ。
「っ……。」
「ねぇ…………好き??」
「………嗄綺っ………止めろッ。」
「悠矢………。」
あたしは悠矢の首に腕をまわした。
ピクッと悠矢の身体が反応する。
「嗄綺。」
「どうしたの??」
「離れろ。」
「なんで??こんなにドキドキしてんのに。」
あたしはそっと右手で悠矢の胸に触れた。
服の上からでも悠矢の温もりと鼓動が伝わってくる。
「ねぇ…………本当に離れて良いの??」
下から覗きこめば。
「\\\\\\\\っっ」
顔を赤くさせた悠矢と瞳が合う。
「離してほしくないんでしょ??」
「っっっ………。」
「…………ハイ、時間切れ。」
あたしはすぐに悠矢の首から手を離した。
あたしはただ、抵抗することもなく顔を真っ赤にさせた悠矢に押し倒されたまま。

