救ってくれたあなたに…

明衣香サイド

何時間、私は眠っていたのだろう。
目を開けると、頭に激痛が走る。
「いっ…」
場所は……病室?
私は、なぜここにいるのだろう?

「神山!」
男の人が私の名前を呼んだ。
見た目は整っていて、一般の男性に比べれば遥かにかっこいい。
でも、誰かは分からない。
「あの…どなたですか?」
「えっ…」
「私とお知り合いですか?」
なぜか、男の人は涙を浮かべている。
「岡島勇気…お前の担任。そして、お前の彼氏。
覚えてないのか?」

……岡島勇気?
私の担任?彼氏?
この人、なに言ってるの?
私は、レオとしか付き合ったことないのに。
思い出そうとすると再び頭に激痛が走る。
そして、混乱する自分。
「だれ?あなたは誰?なんで私はここにいるの!
ねぇ!ねぇ!」
「神山!落ち着け!」


誰なのか思い出せません。
あなたは、本当に誰なのですか?