「嬉しいけど、今日はそんな気分じゃねーや」

「そっか…。」

「あぁ。悪ぃな」

「ううん!また来るね」

「おぅ。」


―グイッ―


「っ!?」

舞が帰ったあと、いきなり腕を引っ張られた。

後ろを見るとそこには…


沙那がいた。


「沙那、どうしたんだよ」

「光希…彼女?」

「あー、いや?」

「ほんとに違うの?」

「あぁ。ほんとに違うから…」

「じゃあ、いいやっ」

「何、俺のこと気になんの?」

「そんなんじゃないよーだ!」

「別にいーけどー」