「疲れたろ?寝てろよ。襲うけど!」


いたずらっ子のように笑い、冗談を言う先生。

先生の方が疲れているに決まってるのに…。


優しい先生。


「先生と久しぶりに会ったのに、寝るなんてもったいないもん!それに、ドキドキして眠れないよぅ…。」


私の言葉に大笑いする先生。


「ば~か!夜は寝かせないけどいいの?」


その先生の発言に、たちまち赤面する私。

でも、そんなことを言われても、やっぱり眠ることは出来なかった。


やっぱり、先生といたいし、話したい。


未だに信じられなくて、先生がまたどこか遠くへ行ってしまうような気がするときもある。

モテモテな先生に嫉妬したり、遠慮してしまうときだってある。


それを先生は言わなくてもちゃんと分かってくれるんだ。


「よし!じゃあ、なんか話すか!」


私の様子を見て、私のしたかったことを言ってくれた先生。

たちまち笑顔になる私。