校門のとこで学年主任に捕まり 結局教室に入ったのはギリギリの時間。 「千里ー?また結城と登校ですかー?」 ニヤニヤして近づいてきた萌と茜。 「遅刻しそうだったから」 そう答えると2人はため息をこぼした。 「あんたねー。毎度毎度二人乗りで登校してなんとも思わないのー?」 「なんともって何ー?」 「結城なんてバスケ部の部長だよー?今なんて同級生、後輩からモテモテ!ま、顔も悪くないしさ」 「うん」 「うん。じゃーないー!付き合う気とかないわけー?」 付き合うって誰と誰が…? .