家に帰ってきて急いで2階に上がる。 なんでかわからないけど、 すごくあいたい気持ちになったから。 だけど、篤真がいない。 どこに行ったんだろうか。 きっと、篤真のことだから、 どっかに行ってまたふらっとかえってくるんだろうな。 そう思って私は教材を開いて勉強し始めた。 どんどん日が暮れていく。 帰ってくる様子はない。 不安は募るばかりで…。 帰ってきてよ。 そんな願いも叶わなかった。 夜になっても帰ってこなかったから。