「篤真は死んでないよ」
その言葉に、
涙が出てきた。
信じていてよかった。
また、会える。
どんな形でもいい、篤真にあえる。
それだけで嬉しかった。
「ここの病院の102だから」
「ありがとう」
「…これであの時の酔っぱらいのことはなしだ」
「元から気にしてないけど」
「ま、いいんだよ」
「いつ、プロポーズするの?」
「記念日」
「いいね」
「緊張してるよ、すごく」
「そっかー」
「そんなときに、あんたが来たからちょっと和らいだ」
「え?」
「今日、記念日」
まじっすか。
「なら、かえるよ!」
「え?」
「ばいばーいっ!」
私は走って家を出た。

