「…三船、目…泳いでる。」
「!ひぃいっ!」
アカン…!
…バレておったのか!
「こーゆー時ばっかりバカ正直なのも…考えもんだな。」
「…………。」
「…今のは俺が悪かった。無理すんな。……ソレ…、返さなくていいから。」
「え?」
「もう…、返さなくてもいい。お前が…使えよ。」
「…………。」
それはつまり……、
もう、使わないとー…
必要のないものだと…
そういうことで…、いいんですよね……?
「……わかりました。」
当然…なハズよ。
わかりきっていることじゃない。
だって私だって……
そうしていたじゃない。
なのに………
「………。あったかいわ…☆」
ついて出る言葉は…、やせ我慢の強がりばかり。
本当は、
悲しくて………
体の芯から、指先までもが………
冷たく、冷え切っていっているのを…今更ながらに感じているのにー…


