昇降口で靴を履き変えて、ガラス戸を開けようとすると……
隙間からびゅうっと風が…押し寄せてきた。
「……ムム…!」
風の抵抗を押しのけ、なんとか…ドアをこじ開ける。
すばやく身を滑らせ、外へと出た瞬間に、
背後で
バタン!…と、
大きな音を立てて…それは閉まった。
「……凄い風…。見栄張って歩いて帰るなど…無謀だったわ。」
外は……
大荒れ。
職員玄関へと向かう私の髪の毛を……
大いに掻き乱していた。
「…………。」
思い出すわ……、
去年のクリスマスを。
……雪ぼうずの…怨念。
もう、1年以上も前の…
話なのね。


