「……っしゅん!」
「……?いっぽ…、風邪ひいた?」
「…そういや昨夜は寒かったですもんね。」
「……じゃあこれ着なよ。」
莉奈ちゃんは…、自分が着ていたカーディガンを脱ぐと。
私の身体に、ふわりと掛けてくれた。
「……莉奈ちゃん。助けてくれて…ありがとう。」
「や、助けるとかって大袈裟だし。」
「でも、もうめちゃくちゃで……。来てくれなかったら、どうなっていたかわからないわ。」
「………。」
「莉奈ちゃんも、高津くんも…リスさんみたい。」
「………?!な、なぜに……?」
「…アラ、言わなかったかしら。例の歌の3番。」
「……!ああ!」
「…泣いてる私の元にすっとんできて…、カーディガンでつつんでくれて。」
「……なるほど……。」
そう。
泣いてるどんぐりの元に…、仲良しのこりすがとんできたの。
それから。
落ち葉にくるんで。
更に…おんぶして。
急ぎ足で…山へと連れて行った。
優しいリスさんが居なかったら……
私はどうなっていたのかしら。
それは………
全く持って想像なんてできなくて……。
それでも、頭の中はニシハルでいっぱいで。
矛盾していた……。
わからないのに。
想像つかないのに。
気持ちだけが……
空回る。
やっぱり先生が好きだと…
自覚してしまうのだ。


