恋はいっぽから!





今度は3人で。



あーだこうだと雑談しながら…ポテトをつまんでいると。





♪~♪♪♪………



「……き、来た……!」




不意に…私の携帯が鳴り始めた。





♪♪~♪……



「………!あれ?俺のも…。」



数秒後には……

高津の携帯。




♪♪♪♪♪~…


更に数秒後………


長南くん。






「「「…………。」」」



ごくりと皆で…息を飲む。




「……同時に見るか…。」



高津の提案に、私と長南くんは……こくり、と頷く。




「せーのでいくぞ…。」


「「うん。」」



「じゃあ…」

「「「せーのっ!」」」






ピッ……。






「「「受験について。」」」



どうやら3人とも…同じ内容のようだ。




「「「……読解せよ。」」」




…………ん?



「ちょっと待って。なんか私のメールに①って番号ついてるけど。」



「俺には…②。」と高津。



「俺は③。」と長南くん。





「……。馬鹿ね、いっぽ。謎解きを仕掛けたようだけど…まさかみんな一緒にいるなんて思わないわよね。………じゃあ…私のから、読み上げるね。えーと……、『大学』………。え、本文これだけ?!」



おいおい……、報告にもなってないじゃない。



「じゃあ次俺っ。……『合格は』。…以上。」



……焦らしすぎでしょう!




「………。うわ…ひでぇ、みんなびっくりするなよ?俺なんて…これだけ!」



長南くんが携帯を翳すと…




「「…『しま』…?」」





たったそれだけのメールに。


思わず3人で……吹き出してしまう。




「…なあ…、ちょっと。」


高津が神妙な面持ちで、それぞれの携帯を並べると……。




受験について…読解せよ



   ①大学
   ②合格
   ③しま




「「「…………。」」」




そりゃねーよ……、


いっぽさん。