目指す大学は…有名私立大の教育学部、数学科。
狭き門ではあるけれど……
志は高くもった方が俄然やる気が起きる。
「………。気が散るわ。久則、はやく出て行って下さい。」
「………あんまり……無理はするんじゃないぞ。」
久則は私の机の上にコトリと何かを置いて。
そのまま…部屋を後にした。
「………。『睡眠バイバイ』…?」
どうやら……ドライバー向けのドリンク剤。
「……。馬鹿な男ね。目覚めに飲むものではないのに……。」
ピリピリとした空気は…
嫌でも人へと伝わる。
久則の不器用な…優しさなのだ。
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