けれど二人は笑みを浮かべて。
言葉はなくとも、互いを理解しようとしていることが…わかる。
三国志のしがらみの…終焉ね。(萌え…)
さて……、
問題は……………。
皆さん恐る恐る視線を移動して……
あるお方へと、注視する。
途中からその存在はフェードアウトしてしまったけれど。
今ここで…一番権限を持つお方をどなたと心得る?
結婚できない女代表格にあります、小松クニ子にござりますぞ!
「…。ええ……と、小松先生?イロイロとありましたが、わたくしも長南殿も、…おそらく仁志先生も…十分に反省しております。小松先生には本当にご心配ご迷惑をおかけしました。あの……、どうか……どうかご慈悲を……!!!」
小松先生は眼鏡の真ん中をくいっと上げて。
私達の顔を…ぐるりと見渡した。
「…貴方たちのしていることは……まるで幼稚で馬鹿げているわ。」
「…………!!」
「歪んだ愛情ね…。相手を陥れたくて手段を選べなくなるのも、誰かを庇う為にすぐにバレる嘘をつくのも、それに加担する者も……。」
………。
「……だけど……、それに訳もわからぬまま乗せられてしまった私も……何て愚かなんでしょう。」
「………。小松先生……。」
「………青い猿芝居とでも言いましょうか。付き合っているこっちが馬鹿馬鹿しいわ。でも……」
小松先生は、ゆっくりと、まるで自分に言い聞かせるかのように……
たおやかに………
言葉を綴っていく。
「…仲間だからこそ生まれる…感情ね。これが青春と言うものかしら……?幼稚で、怖さ知らずで、柔軟で……。だから大人は翻弄される。青臭いものに、昔の自分を重ねて………惑わされる。ホント教師まで一緒になって…、情けないわ。」
「……案外大人になると…そういうものですよ。自分で馬鹿ができない分、羨ましくて疎ましくて……目が離せなくなる。私達の高校時代も、楽しかったことも……暗くて長いトンネルに迷うことも…いっぱいいっぱいありました。ねぇ、仁志先生。」
紺野先生が…、ニシハルを見る。
「…この2人にはだいぶ迷惑かけたっけ。」
「そうよねぇ~、けど、大人になったらその全てがどうでも良くなって。…許してしまうの。」


