「…………。」
長南殿は拳を握り締めたま……
何も…言わない。
「…反論があるなら聞くぞ?……いくらでも。」
ニシハルが彼にチャンスを与えるも……。
長南殿は、ふるふると首を振った。
「………。ず……、随分名推理ですなぁ、ワトソンくん。」
私はニシハルをビシっと指さして……。
つい、そんな言葉を口走る。
「…………はあ…?」
ニシハルが怪訝な顔つきで…こっちへ振り向いた。
「みなさん写真写真とおっしゃいますが、あの画像は私の携帯に保存されている物です。よって、彼がどうこうできるものでは…ないのです。」
そうよ……、彼には不可能な話だわ……!
「ですから、例えば誰かにハッキングされたか…、はたまた、仁志先生に振られた腹いせに私が自作自演した可能性だって…あるんですよ。(ニヤリ)」
「…三船さん、さっき振られた話は嘘だと話したばかりでしょう?」
小松先生が…早速食いついてくる。
「……。ごめんなさい。嘘では……ありません。私は実際に彼に振られていました。そうですよね…、仁志先生。」
「…三船……。」
「やはり、先生ばかりの責任にはできません。庇う必要は…ありません。さき程話したことも事実であると踏まえて…判断していただかないと、不平等です。」
「……………。」
「それに。長南殿は大切なお友達で、仲間で……」
たとえ、こんなことをしたのが彼であったとしても。
彼が私に対して伝えてくれた気持ちに、嘘はないと……
「……信じたいのです。…お笑い好きの名にかけて!」
(注:金〇一少年の名ゼリフにかけてみました)
「……お笑いって…。」
長南殿は微妙に口の端でわらって。
「……もう……いいよ、一歩。全て…その通りだから。」
不意に…顔を上げた。
「…庇うことはない。てか、こういう悪巧みする時って…どうして妙な偶然が重なるんだろうな。大境をダシにして、なのにまさか…見られてたなんて。最初から上手くいくハズも……なかったんだ。」
「………長南殿……。」


