恋はいっぽから!







「…え……。噂、聞いてねーの?」



「……??え……?高原の写真のことじゃないんですか?」



「…それはアンタ知ってたじゃん。そーじゃなくって、もう一枚の方!二人が写メった写真が今朝職員室の前に貼られてたって……。」



「…え。そうなの…ですか?」



ニシハルの方を見ると……、彼は小さく頷いた。




でも、そんな話は誰も……。







「……長南。その送られてきた写メは…これを撮ったものだろう?」



ニシハルは寺澤先生に目配せし……、



寺澤先生はスーツのパンツから折り畳まれたそれを取り出すと……



ゆっくりと広げ始めた。







それは……



二人の初デート。


水族館で、ペンギンを撮ろうとした時に先生がわざと撮った…ツーショット写真。



ああそうか……、


だから、こんなにも処分が重くなったんだ……。




アラ……?

でも待って。


なぜこの写真が…出回るの?


私の携帯電話で撮った写真なのに…?


それに……、小松先生は知らなかったというのに……?







「…その写メはきっと…アンタの携帯を操作して手に入れたんだろうな。」



「…………!」



「……ソレができるのはきっと…いつも側にいる奴だよな。ちょっとした隙を狙っていくらでもできる。簡単に言い逃れもできる…口も上手い奴。さっきも言ったけど…、三船、検討は…つくだろう?」



「…………。」




やはり……、



この件は、彼女が絡んで………?