「だからさ…、協力しろよ。」
ニシハルは私の耳元で……
その、作戦を耳打ちしていく。
それに伸るか反るかなどと返事はしていないのに…、
なぜかこの人は、確信しているのだ。
それは……
私をよく知っているということで……。
彼の優しくて温かい吐息が耳に触れるその度に、
ドキドキと胸が鼓動を打つことさえバレているかのようで………。
急激に、恥ずかしくなった。
ねえ…、先生。
人生100年あるとして……
腰の曲がった私は、ちょこんと縁側に座りこんで。
熱いお茶を啜りながら…
今この瞬間を、懐かしむ時が…
来るのでしょうか。
その時はきっと……
ぽかぽかと日なたぼっこしているかのように。
貴方の温もりを……
思い出すのでしょう。


