本当に……
来てしまった保健室。
閉じられているこの扉を開くには……?
どうする?
「……任せといて。」
「………?!」
莉奈は…何故か目薬を取り出すと。
自分の目にぽたりと垂らした。
つか、なんでお前も持ってるんだよ。
「……いざ、出陣!」
腹を抱えた莉奈は…
先陣をきって、扉を開ける。
目の前に飛び込んできたのは……。
「……しー…っ。今病人寝てるから。」
……白衣の天使。
「……あら?あなた具合悪そうね。どうしたの?」
「……すみません、お腹が痛くて……。」
「…泣く程痛いの?生理痛?」
「た、多分……。」
なる程。大した演技力だ。
「こっちのベッド空いてるから…休みなさい。」
「…はい、すみません。」
莉奈は背中の後ろでピースサイン。
「……で?そっちのあなたは?」
「………!?」
俺…?!
「俺は付き添……」
「この人は!!頭痛持ちで……。今日は薬持って来なかったから、キツイみたい。」
「…………。」
いや……、無理あるだろう、その設定!
「……。我慢強いのね。全然そうは見えないわ。」
そうでしょうとも。
「…………。」
「……よほどひどいのね。しゃべると頭に響くから…さっきから無言なワケね。」
えっ……。
「……でも、さすがにベッドはないし…、一応熱測って、この椅子に座って休んでなさい?」
……て、天使……!


