恋はいっぽから!









職員室の扉がゆっくりと閉まり…、ニシハルの背中が見えなくなった頃に。




「……三船…、今のってどういう意味だ…?」



高津くんが腑に落ちない顔つきで私の目を見据えた。



「……ニシハルと紺野先生の関係が気になる所だけど……、けど、あれって…、お局様以外何か知ってるような様子じゃなかった?」


立て続けに―…莉奈ちゃん。




「……やはり…、みんなもそう思いましたか?私もてっきり魔女は彼を味方しただけものと思っていましたが、もしかしてあれは……」




「いっぽを…庇ってるみたいだったね。」



「………。」



やはり……


そうなのでしょうか。



ニシハルだけではなく、

寺澤先生も、

紺野先生までもが……



私を、庇って……?







「………。先生達、ちゃんといっぽを…見てくれてたんだね。多少ぶっとんでても、一生懸命な姿は…伝わるもんなんだ。」



「………。」



「なんつーか、心強いよなぁ…。」



「…………。」




莉奈ちゃん、高津くん。



私……、


こんな時なのに、何だか泣きたいです。

あんなに嫌っていた「先生」という存在。

敬遠し続けてきた…自分。



それが……



今はこんなにも。


信じてみたいと、

頼ってみたいと……



初めて……思えたのです。



それはきっと……、


いいえ、間違いなく貴方に……


ニシハルに出会ったから。





貴方は、私の大好きな人で、正義の味方で、



それから……




初めて好きになれた…先生だから。