恋はいっぽから!








のろのろと道を歩いて、



辿り着いた昇降口で……



バッタリとある方と出くわす。





「いっぽ。アンタもギリやな、遅刻すんで。…………って、何やねん、その河童ヘアーは!」



「……?カッパ…?」





彼女……、


オオサカが指さす私の頭上に…そっと手をあてると。



「………なるほど。」



確かに、掛けた水によって、頭のてっぺん部分ばかりが…ペチャンコ!



「女版『かっぴさん』ね。(ニヤリ)」



「…ハ?」



「…かのレアキャラ、かっぴさんをご存知ないのですか?」



「……何やソレ。」



「朝の教育テレビをご覧下さい。実は隠れた人気者なんです☆」



(注:教育テレビ、「シャキ〇ンに時たま出てくる河童さんのことです)





「………。まあえーけど、朝シャン?」



「……戒めです。」



「…………。ウケ狙っとるんちゃうの?」



「……なるほど。なら、早速長南殿とネタ合わせでもしようかしら……。」





オオサカはケラケラと笑って……、




「アンタは緊張感てモンがなくてえーわ!」


…と、背中をバシバシと叩いてきた。






………うん、


やっぱり、この、のほほんとした空気が……私はスキだわ。





二人肩を並べて廊下を歩く道中が……



嬉しくて仕方なかった。