恋はいっぽから!







「……単刀直入に言うで。アンタ等って…何かあるの?」



「…………!」



「勉強合宿ん時も、倒れたアンタを運んだのは…あいつやった。それに、長南はアンタの彼氏やろ?なのに、なぜあんなに冷静でいられんの?」



「…………。」



「…だんまり、…か。言えへんことが…あるんやな。」



「……!いえ、そういう訳では……」




「なら、すぐに言葉がでないのは何で?弁解したいことがあるなら言えるやろ。」



「…………。」




「何もないわけじゃない。だから…否定も肯定もできん。」


「……オオサ…」
「しんどいよ、正直。」



「……え?」


「アンタが私を好いてくれてんのもわかるし、私もアンタを親友だと思ってる。でも実際……、まだ信用されるまで至ってない。」


「…そんなこと…」



「………。しんどいなあ……。」







オオサカはそのまま、小さく息をついて、



「でも…、まあしゃーない。軽々しく口にできるモンでもないしな。」



にかっといつもの顔で…笑って見せた。











以前にも……こんなことがあった。



莉奈ちゃん達にどうしても言えなくて、今のオオサカと同じように……


心配をかけてしまったわ。



けれど、彼等との付き合いは長くて……


積み重ねた信頼感があった。



友人は決して時間ではないとわかっている。


信用してない訳でもない。



思えば、彼女は出会った時から……


まるで正義のごとく、私の味方をしてくれてるわ。







「…………。」



だけど、彼と別れた今……、


わざわざそれをさらけ出す必要は…、ない。


例え事実を知ったとして、オオサカが彼に何かをするなどとは絶対にないだろう。

けれど、どんなに僅かなリスクだって…負わせる訳にはいかない。





いけないって……


解っている。













だけど――