恋はいっぽから!






「♪~……♪♪…」






学校にて、鼻唄をうたう私。





「高津…、とうとういっぽが壊れた。」


「ありゃあ浜〇省吾の名曲だぞ。あいつ、昨夜寝れない上に…、泣いたのか?(byもうひとつの〇曜日)」



「……さあ……。」








莉奈ちゃん、高津くん。




…だだもれです。
聞こえちゃっています。








そうなんです。



三船一歩……


昨夜は人生この方…初めての「眠れない夜」を、経験したのです。





おかげで……、




そう、





眠いです。








「…寝てる…、自分の鼻唄で寝れるってどんだけ幸せな奴なんだ?」




……違うのよ、高津くん。





一人になれば、また思い出すから……。



今がチャンスなの。



幸い、今日は数学はない。



上手くいけば、ニシハルにあわなくて済む。





こんなチャンス……、ないでしょう?








「…高津…、私ずっと気になってたんだけどさあ……。」




……。
あら…、莉奈ちゃん。
悩み事……?





「高津って、いっぽの事好きでしょ?」




……?!莉奈ちゃん?
なにを……?!




「…うん。」




………って、オイ!

突っ込む所でしょう、高津くん?!


認めてどうする?







「やっぱり。だよねぇ、中学の頃からいっぽのお守り役してるくらいだから…そうとしか考えられないわ。大変だよね、高津も。相手が『コレ』じゃあ。」



「まあ…、『コレ』だからいいんだけど。」




…………。




「で?この事態…、アンタはどう思う?」



「…恋煩いって奴じゃねーの?」




…ドキっ。



「…やっぱり?高津もそう思う?」



「おう。」




ドキドキ…。




「…相手は?」



「……俺っ。」



ずこっ。



「あはは、ウケる!……ないね。」



……莉奈ちゃん、キツイツッコミ。



「…ないか。だよなあ……。」



「私は……あいつだと思うんだけど。」



「あいつって……?」





ドキドキ…
ドキドキ……







「「ニシハル。」?」



ぅおお~、シンクロしてるし!