彼女に……、言うべきよ。
言うって……、何を…?
アンタが自覚したことよ。
いいえ、アンタは自嘲すべきよ。莉奈ちゃんの気持ちを踏みにじることになるわ。
心の中で……、二つの声が、戦いを繰り広げている。
「…………。うる……さぁあ~いッ!!」
ガタンと椅子を倒して…、
私は…立ち上がった。
一瞬教室が静まるが……、
元の喧騒の中に、私はぽつんと取り残される。
「……三船~、どうかした?お前、変だぞ?」
「……高津くん。」
「あ。変なのはいつもか。」
「……………。」
「…突っ込めよ。やりづらい。」
「…………そうなの。私……、変なの。」
「……へぇ~。」
何を言われても、ちぐはぐなことしか言わない私に気づいて……。
莉奈ちゃんも、
高津くんも、
この日は………
あまり、近づいては来なかった。
ますます変態道まっしぐらだわ。
コントロールできない感情。
そんな、苦しいものがあるのなら……。
私は、本気でいらないと……
そう、思った。


