ようやく身体が覚醒し、ホテルに戻ったその入口で……。
煙草を吸うニシハルと、バッタリと出くわしてしまった。
「……朝から煙草ですか。不健康ですね。たまには私のように、運動したらいかがですか?」
「………。朝からラジオ体操する元気はねーよ。」
「……。見ていたのですか。」
「…朝から無断外出してればそりゃあ監視するだろ。まあ…、別に…こんくらいなら見逃してやるけどな。」
「………そうですか。それは軽率な行動をしてしたいましたね。…が、心配には及びません。先生も…朝からご苦労様です☆」
私は彼に一礼すると……
急ぎ足で、さっさとホテル内へと…入って行った。
平静を装うことに…
慣れることはできない。
けれど、それでなければ…先生とは話などできない。
これで……、いいのだ。
生徒としてなら、先生はちゃんと私を…
見ていてくれる。
だから、
「大好き」な気持ちは……そのままにして。
頑張っている姿を見てもらおう。
心配などかけないように…
迷惑などかけないように…
いつか、
自立したひとりの女性として……
意識してもらえるように。


