その後、耳に届いたのは…。
私を抱き上げ必死に名前を呼ぶ……
長南殿の声。
長南殿…、
貴方の方こそ、大丈夫でしたか?
私は、貴方を守れたのでしょうか?
聞きたかったけれど、意識が次第に遠退いて……
声にならなかった。
ああ……、
何て馬鹿なことを。
結局また彼に……
迷惑かけてしまったわ。
きっと、罰があたったのやも…しれないわね…。
朦朧とする意識の中…、
ふと…
ニシハルの顔が浮かぶ。
こんな失態を繰り返して…
彼はきっとまた…呆れ返ってしまうでしょう。
「もう……、限界かしら。」
目を閉じて。
このまま時に身を任せ……
気づいたら、彼が目の前に………
………………いたら……
いいのに。


