恋はいっぽから!






教室に戻ってくるやいなや……、



クラスの皆さんがニヤニヤとしながら私たちを迎えた。







「自分らやらし~わ。手ェなんて繋いじゃって。」



ニヤけがなかなか収まらないのは……オオサカだ。








「や~らし~。」





背後から……



もう一つの声。




恐る恐る振り返ったそこに……、




マスクをしたニシハルが…



教室のドアにもたれかかって、こっちを見ていた。




もとい……!
視線は一点。結ばれたままの…私達の手元。





「ニシハル、もう具合いいの?」



生徒達がわらわらと彼の元へと集まる。



私と長南殿は…


ぎゅうっと押されて…
ぎゅうっと押されて……





気付けば二人で茅の外。






「すげー人気。つか、せっかくの注目がみんなアッチに行ったな。」



「……。そうですね。」




さすがはニシハル……



快気祝いもハンパないわ…!





「でもこっちのが燃えるよね。」



「……エ。」



「教室のど真ん中。クラスメイトの目を盗んで……キスとかすれば。」



「……キ…?!」



なな。何を言って……!





「…手だけじゃ物足りないよね。」


「…………!!?」




いつの間にか、長南殿は私の背後へと周りこみ…








「……イチャつく時は目に付かないとこでしてくんない?」




「………!!」



ニシハルの声が……



それを制した。






「………ち、違います!これは……」




何か……上手い言い訳を…!







「これを……、ご存知ないのですね、先生?」



「はぁ?(イラッ)」



「…長南殿。ちょっとお手を拝借。」



「え。」



「……これぞコミュニケーションの定番…!タ~ララ~ララ~ララ~ララ~ララ~ララ~ラランっ♪」




男女が恥じらいながら手を繋ぎ……


次のお相手に期待を寄せながら踊る………




オクラホマミキサー!!
(注:フォークダンスの定番です)