カラオケからの…帰り道。
私は長南殿と…二人きり。
肩を並べて…歩いていた。
オオサカの粋な計らいのようだが……、
「今日は…すみませんでした。」
長南殿にとっては災難…でしたよね?
「え?何で?楽しくなかった?」
「いえ。こんな素敵な誕生日は初めてです。ですが…、あんなことになってしまって…。」
「や。高津にはむしろ感謝だよな~。」
「……へ?」
「妬かせるにはもって来いのシチュエーション。むしろいいきっかけじゃん。」
「……ですが…!」
「……俺なら、嘘でもアンタとそうゆーことになれるなら…嬉しいばかりだよ。」
「……え?」
「そもそも、コソコソしなきゃいけない恋愛なんて…辛いだけだ。」
「…………。」
「知らなかった?俺、三船のこと好きなんだよね。」
「………。………?………………ええっ?!」
な・な…、なにゆえ?
「…だから、いつでもどんな時でも…俺は三船の味方だよ。」
「………。」
「そんなに驚かなくても…。別に見返りなんていらないし、もしあいつと何かあったら……俺もいるってことさえ覚えてて貰えば。つーか、何もないようにするのが俺の役目だけどね。」
「……なぜ…、そこまで?」
「ただ単純に…、アンタといるのが楽しいだけ。あわよくばって思わなくもないけど…、友達としてでいいから、…傍にいたいよ。」
「……長南殿………。」
「俺じゃあ役不足かもしれないけどさ、好きでやることだから…気にすんな。」
「………はい。」
「完璧にカムフラージュしてやる。」
「………ハイ。」
素敵な方からの……
突然の告白。
もちろん、嬉しくないはずもなく…、
ずっと、ドキドキしながら……
隣りを歩いていた。


