恋はいっぽから!






「ところで、どう?あたらしいクラスは。友達できそう?」



「ええ。なんだかサッパリとした関西弁の方と友達になったわ。…多分。」



「多分って、心配だなぁオイ。」



高津くん……。
親父殿より父親っぽいわ。





「…失礼なことをしたから絶交されたかもしれない。」



「「もう?!初日で?」」




「ええ。まだ居たら謝らなければ。」




「「そーだね。(何をしたのか聞くのが怖いわ)」」




「わざわざ来て頂いて嬉しいわ。では…、これからまた職員室に行かなくては。」




「また?」



「ええ。携帯をもらいにいかないと。おそらく新見先生が持ってるはず。」



「ああ、そっか。まあ自分が悪いとはいえ、災難ね。……誕生日だってのに。」



「なあ?……誕生日なのに。」




莉奈ちゃん、
高津くん……。





覚えていて下さったのね。





「実は、ウチらプレゼント渡したくて…待ってたんだよね。」




莉奈ちゃんはそう言って……、かわいらしい紙袋を、「ハイっ」と手渡してきた。



「………あ…、ありがとうございます。」




「ほいっ。」


高津くんからは……


包装された小箱。



「「おめでと~!!」」





「……か、かたじけない。」





持つべきものは……、



親友!!>恋人(ニシハル)



ビバ!友情!!







「……あと。ニシハルも覚えてたでしょう?何か貰ったの?」




「……覚えて…いたみたいではあるけど、特には何もないわ。」



「……?そうなんだ?サプライズでもするつもりかなあ……。」



「具合は悪いようだし、ソレもないわね。」



「一緒に過ごす約束は?」



「特には。私の誕生日なんて、忘れているものだと思ったわ。私も新年度のスタートばかりに気をとられて、彼に言われるまで忘れていたし。」




「……ふぅ~…ん。」




「春馬くんと明さんはどんな誕生日を迎えたのかしら…。英二さんはきっと、オードブルにゆで卵ね。ふふっ…☆」


(解説:三〇春馬さん【俳優】、鳥〇明さん【漫画家】、板〇英二さん【タレント、元プロ野球選手】は…4月5日生まれです)