私は「ありがとう」さえ言えなくて、 誕生日を祝う言葉なんかより、 どんな形でもいいからほんの少しの弁解の言葉が欲しかったのだと……気づく。 私の胸元で揺れるネックレスをぎゅっと握りしめて……。 長い長い廊下を…… ただひたすら、早足で歩いて行った。