恋はいっぽから!






見慣れぬ顔ぶれ。




クラスメイトと思わしき生徒達の視線が一気に、私達に……、


いいえ。



長南殿に集まって。




あれよこれよという間に……



連れ去られていく。




私は入口でぽつん…と、とり残されて。





とぼとぼと、黒板に書かれた座席表に従い席につく。





ワイワイと賑わう長南殿をぼんやりと見つめて……。




「………。」




たったひとり。



誰とも話すことない私は……、





やっぱり孤独で……。





新生活がスタートしてたった5分。




『立てーッ、立つんだいっぽ~…!』




莉奈ちゃんの声が……。


つまりは、


幻聴が…聞こえてきた。






「……朝から燃え尽きてどうするよ?」



「………?!」







「…………。長南殿。」




救いの手を差し延べてきたのは……



長南殿。





「アンタもこっちに来いよ。」




相変わらず強引に私の手を引いて、男子の集団の中へと引き込んでいく。





「おお~、三船一歩!」



何故か歓迎ムードの殿方達…。



「…マジで仲良かったんだ?」



投げかけられる質問。



「……?ええ、本日コンビを結成しましたから。」





どよっと一瞬……、教室がざわめいた。




「………?」



変なこと言ったかしら…?





「……疑ってらっしゃるのですね?しからば!…長南殿……、私達はこれよりパ〇クブーブー…。テッペン芸を見せてさしあげましょう。」