「今すぐそこを降りて下さいッ!」
私は胸元を、慌てて腕で隠す。
「嫌。つか、そんなんで驚いてたら困るんだけど。」
「………!!」
「あと1年ちょい後までに…少しは慣れろよ?」
「…………そ…、それは……?」
「『三船家家訓!卒業まで貞操は守ること!』…って、親父さん言ってた。それをお前に破らせたら…何されるかわからないからな。」
「………。親父殿……。なんて恥ずかしい家訓を掲げているのかしら…。」
「大事にされてる証拠じゃん。」
「ですが…。」
「ああ、それとも、そんなに……俺としたかった?」
「変な体勢で変なこと言わないで下さい。」
「ははっ、仕方ないじゃん。今日一日ゆーわくされ続けてたんだから。」
「………?」
「……でも。キスくらいはいーじゃん、ね。」
「………ね。」
「「……………。」」
全くどの口がそれを言ったのか……。
結局また押し倒された私は、
激しくもたらされる大人のキスに……
うっかり溺れてしまったのです。


