恋はいっぽから!





「……ふ~ん、そう。」




興味がないのか……案外素っ気ない返事。







さらさらと靡く髪の毛……。





「……あ…。」



シャンプーの香りがここまで…。




優しくて、なんていい香りなのかしら。



つい、くんくんと……
鼻をならす。




「先生っぽい香りだわ。」





すると……。




なんてことでしょう……!



いつの間にやら、先生の右手が私の肩に……!




「………?!な…、なな、なんでしょう?」


「…ん?」



それから……



ゆっくりと顔を近づけて…。




「…………!」



本日二度目のキッスね!



…そう確信して、目を閉じるけれど。






「……ふぅ~ん。こーゆー匂いなんだ。」




私の髪の毛に、先生の吐息がかかる。



「………?!」




「同じ匂い。…お前にも似合ってる。」




「…………!!」




嬉し過ぎる肩透かし。


しかも、私達今……


同じ匂いを放っているのね?!





ドキドキが収まらない私に対して、先生は相変わらず普通で……。




「乾かしっこしたいんじゃねーの?つか、お前のが風邪ひく。ホラ、貸して。」



私の手からあっさりとドライヤーを奪うと…




「わぷっ……!」




思い切り、顔に向かって送風……!




「……!私はT〇Revolutionじゃありません!」
(注:『風』と言ったら。)



「……。乾かしにくいな。髪、おろしていい?」





…無視ですか!



しかも聞いてる側から……


バレッタでまとめ上げていた髪を……



解いているわ。