恋はいっぽから!








「ふぅ~……。」




先にお風呂を借りて。



私はようやくここで……




ひと息。




ベッドにゴロンと寝転んで、天井を……見上げる。





「………何だか……どっと疲れたわ。」




好きな人と二人きりで過ごすって、こんなに労力を使うのね。世のカップルは一体どうやって過ごしているのかしら……。





「…………!ま、まだまだ!これからが腕の見せ所じゃない?!こんな所でダラけてる場合じゃないわ!」






私はベッドから跳ね起きて。




『アレ』はないかと…



辺りを見渡す。




皆さん、ソレはベッドの下だと言いたいでしょう?



…違います。『ソレ』ではありません。



まあそれはそれで、あったらショックですけど。











私は足を忍ばせて……



風呂場に隣接する洗面所へと足を踏み入れる。




「……あったわ!」




私はそれを手にとって、部屋に戻ろうとするけれど………。




如何せん、シャワーの音が…



気になる。




そろり。と横目で……



風呂場へと目をやる。







ぼんやりと………





ニシハルのシルエット。







「……………!!」




いけない!


これじゃあただの変態だわ。





ぶんぶんとカブリを振って……





急いでその場を…後にした。