恋はいっぽから!





その間にも。




雪は更に大粒になり……、




風が伴って吹雪へと…変わっていく。






「じゃあ帰るか。」



「いいえ。まだまだです。」









そして次は……、



『ペンギン村』。







「……きゃ…、きゃわゆい…☆」



トンネルを行ったり来たり。



よたよた歩く小さなペンギンは……



それはそれは愛らしくて。





「ニシハル!私とペンギンさんを撮ってくださいッ。」




ニシハルに携帯を預けて…


ベストポジションへと移動する。






カシャ…☆






「おー…、上手く撮れた。」



「どれどれ?」


ウキウキしながら彼の手元を覗き込むと……。





「………。確かにナイスショットですが…、私はアタマしかうつっていませんけど……?」


「ペンギンが可愛くてつい。」



「も~いいです。自分で撮りますから。」




携帯を奪い返して、今度は必死の自分撮り。






「…上手くとれないわ。」



「……貸して。」




ニシハルは再びそれを奪うと…。





カシャ…☆






「はい、どーぞ。」




「……ありがとうございます。……って、わ…、わわ…!」




その写真にはバッチリと…



私とニシハルの2ショット。
後ろに……小さくペンギンさん。






「ベストショットだろ?」



「は、はい。」



「今すぐ俺の携帯にも送って。」



「………欲しいですか。」


「うん。ペンギンの画像が。」



「ならご自分で撮ったらどうです?」



「………。冗談だよ。初めての2ショットだ。欲しくないわけないじゃん。」




「………素直じゃないわね。」



「お前ほどじゃねーけどな。」