恋はいっぽから!




「…………。そ、そーですか……。」



…調子が狂う。


私はいつもどんな風に彼と関わっていたかしら…?



「……でも…、やっぱ見たいから後で案内して。」



「…………!!は、はい。もちろんです。」




「可愛いだろうなぁ、『いっぽ科』。」



「………。人の名前を生き物の分類に使わないで下さい。ならばエイは『日陽』科に属している生き物ってところかしら。」




「……………。」


……無言…。




「………。え?怒りました?」




「や。急に名前で呼ばれたからドキっとしただけ。」



「……!!」



『日陽』。



ああ……!



私としたことが、つい……!





「いつかそう呼んでくれたらなあ…(ニヤリ)」



「と…、とにかく!ショーは人気があるから急ぎましょう。もう座る場所がないかもしれませんよ?」






駄目だわ……、



まともに顔を見れない。




墓穴を掘ってしまった……。








私は先を急ぐあまり、今度はニシハルを引きずるようにして……




ずんずんずんずん歩いていった。