恋はいっぽから!








「……………。」



「……旨いか?ソレ。」



「………………。」



「無視かっ。」




現在、私とニシハルは……




クラゲ入りアイスを堪能ちゅう。


…と、言っても。



『さっき見てたのがここに入ってるって思うと気持ち悪くてダメ。』



そう言って。

彼は食べるのを断固拒否。




思い出を共有したかったというのに。



案外…女々しいのね。





「そんなに不満なのか~?俺が食べないのが。」



「……………。」




「食えばいいんだろ、食えば。(イラッ)」




パクリ。…と一口。



私の手をとってそれを引き寄せると……



眉間にしわを寄せながら…、食べた。




「………。案外旨いな。」



「『案外』?」



「…や。結構。」



「変わらないじゃないですかっ。…て、はて…?このやりとりどこかで……。」



「!…ああ。あの時な。お前が思いっきり俺を嫌ってた時。」



「アレは別に嫌っていたワケでは……」



「はいはい、わかってるって。『先生』が苦手だったんだもんなぁ~?」



「……ええ、まあ…そうですが…。」



あら…?話したことがあったかしら…?



「…えー…と、何故そうだと?」


「ん?『コウスケ』にきーたから。」


「…………。」


「何でまた黙る。」



……あの時かしら…。



ウチでお酒を飲んだ帰りに…


宏輔から聞いた…?


でも。


一体どこまで……?





「………。そんなことより。あの時私にお菓子を強要した癖に…何でしょうか!自分のことになると怖じけづくとは。」



「………。おー、ハナシ逸らしたな。つか、今食べたじゃん。しかも…間接キスで。」



「ソレは不可抗力です。」



「…顔真っ赤じゃん。ピュアだなぁ…。」




「……先生こそ。人前でキスするわ、今だって人のアイス食べたりして……。いいオトナが聞いて呆れるわ。我慢のならない男ね。一体どっちが…子供なのかしら。」





先生の眉が……



ピクリと動く。




「……やっぱお前はまだわかってねーよなぁ…。」



「…ええ。全くもってわかりません。」