待ち合わせは………
電車の中。
最寄りの駅から3つ先の駅に到着した所で……
彼とおち合う。
先生は車を出すと言ってくれたけれど、二人きりの空間よりも……
外で会うことの醍醐味を味わいたい。
そんな私の願いに…意外にもアッサリと承諾。
『そうだよな。』
まるで私の気持ちを見透かすかのように、眉を下げて微笑んだ。
今日くらいは……
堂々と、恋人らしくありたいものだわ……。
流れていく窓の景色を……
ぼんやりと眺める。
見慣れぬ街並み……。
一面の銀世界……。
イヴに相応しい、その情景に……
目が奪われる。
「……今日は…どんな一日になるのかしら。」
カタン…
カタタン……
「………………。」
カタン…
カタタン…………
「…………ZZZ…」


